コンテンツ内容
「バイクでキャンプに行ってみたいけど、荷物が多い」
「ツーリング先で荷物を、雨で濡らしたくない」
「バイクの荷物って、どうすればたくさん積載できるんだろう?」
バイクはたくさんの荷物を載せるのが苦手な乗り物だ。
しかしキャンプや長距離ツーリングなど、ケースやバッグを上手に使えば、バイクの楽しみ方がグンと広がる。
今回は、オートバイに荷物を載せる方法3つをご紹介。
自分のバイクとライフスタイルに合わせて、アイテムを選んでみよう。
シートバッグとサイドバッグがおすすめ
バイクに荷物を載せるおすすめのアイテムは、シートバッグだ。
安定性や価格帯、耐水性のバランスが良く、まず最初に試したい方法だ。
キャンプやツーリングにおすすめのバイク製品メーカー
バイクユーザー向けに作られたこれらのブランドがおすすめ。
- TANAX(タナックス)- Moto Fizz –
- DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
- GIVI(ジビ)
バイクに荷物を積む方法3つ
たくさんの荷物を積む「キャンプ」や「長距離ツーリング」をするなら、これら3種類の方法がある。
- ネット
- シートバッグ / サイドバッグ
- ケース
「ネット」キャンプとツーリングにおすすめ
まず1つ目は、ネットを利用した荷物の積み方だ。
一番シンプルで、安価な方法だ。
メリット
- 低価格
- 持ち運びしやすい(取り外しが簡単)
ネットの最大のメリットは、価格が安い点だ。
1,000円台で試せる方法なので、初心者の方やたまにしかキャンプやツーリングに行く機会がない方は、まず試してみよう。
実際に、始めてバイクの積載に使用したツールがネットという方は多いはずだ。
さらに持ち運びのしやすさもメリットとして挙げられる。
基本的にネットは着脱が簡単なので、使わない時はバイクシートの下に入れておいても邪魔にならないサイズだ。
スーパースポーツなどの積載スペースが極めて小さなバイクの場合は、バッグやリュックに小さく畳んでしまうことも可能だ。
使いたい時だけ、簡単に取り外しができるネットは、「普段はバイクに荷物を積む必要がない方」にとって役立つツールだ。
デメリット
- 荷物が落下する可能性がある
- 劣化しやすい
もちろんネットには、デメリットもある。
ネットは取り付け方が甘いと、荷物が落ちてしまう可能性が高い。
なので走行中に伝わるバイクの振動から、もろに影響を受けるので運転にも気を遣う必要がある。
ネットの隙間は意外と大きいので、網目から落ちてしまうようなサイズの荷物は向いていない。
また日焼けや雨などで劣化すると切れてしまう可能性があるので、ネットを使う方はバイク用に作られた商品を選ぶようにしよう。
ネットを使うなら防水バッグと合わせて使うのがおすすめ
- 荷物が落ちるリスクを小さくできる
- 旅先で雨が降っても安心
- リーズナブルな商品が多い
ネットで荷物を運搬するなら、防水バックがあると便利だ。
落下する可能性を減らせる上に、雨が降ってきても安心してキャンプやツーリングを楽しむことができる。
比較的に安い商品も揃っているので、ぜひチェックしておこう。
強いてデメリットを言えば、荷物の取り出しが面倒臭い点だ。
ネットを外して、カバンを開けなければならないくらいだろうか。
フックの使い方に注意
- バイクに傷がつく可能性がある
- 安すぎるフックは振動でフックが折れやすい
ネットを使う時、マストアイテムのフックは注意が必要だ。
金属部分が露出しているものを使うと、バイクのカウルを傷つけてしまうかもしれない。
一般的なフックで代用している方は、バイク用に作られたフックを使用することをおすすめする。
樹脂でコーティングされているので、車体と接触しても傷がつきにくく、衝撃にも強い。
いわゆるフックと比べると若干高いが、塗装修理代と比較すれば安いので、必ずバイク用のフックを選ぼう。
「シートバッグ / サイドバッグ」キャンプとツーリングにおすすめ
2つ目の方法は、シートバッグまたはサイドバッグを使った積み方だ。
今回紹介する3つの方法の中では、シートバッグを一番おすすめする。
メリット
- ハードケースよりも価格が安い
- 取り付け、取り外しが簡単
- 荷物を落とす心配がない
- 拡張機能のあるバッグで積載量アップ
- キャンプやツーリングにぴったり
次に紹介するハードケース等と比較して、シートバッグやサイドバッグは安い。
ネットほどのポータブル性はないが、「キャンプに行く前日に取り付けて、帰ってきたら取り外す」ことも簡単にできる。
車体との安定感があるので、荷物が落ちてしまう心配もない。
最大のメリットは、たくさんのアイテム持ち運べる積載量だ。
キャンプやツーリングを前提に作られたシートバッグは、テントや調理器具などを入れられる。
もしネットで積むなら、走行中「荷物は落ちてないだろうか?」と心配になるが、シートバックやサイドバックなら、気にしすぎる必要はない。
拡張機能が付いているものを選べば、帰宅途中にお土産を買っても安心して荷物を載せられる。
キャンプやツーリングでは急に荷物が増えてしまう機会も多いので、ライダーには嬉しい機能だ。
キャンピングシートバッグ2 取り付け方
デメリット
- レインカバー無しだと耐水性が低い
- デザインに好みが分かれる
特にデメリットはないが、強いて言えば完全防水ではないことだろうか。
バッグの素材によってはウォータープルーフの商品もあるが、基本的にはレインカバーの装着をおすすめする。
また好みが分かれる部分ではあるものの、バイクに荷物を載せるのが嫌いな方にとってはデザイン性に欠けるかもしれない。
反対に言えば、シートバッグやサイドバッグが付いているだけで「旅をしている感じ」は強く感じられる。
「日帰り」や「1泊」ほどのバイクツーリングであれば、これくらいの小さなサイズでも十分だ。
シートバッグとサイドバッグの違い
- 重心の高さ変わるので走りやすいのはサイドバッグ
- 積載量はシートバッグの方が多い
- 取り外しはシートバッグの方が簡単
「シートバッグ」と「サイドバッグ」は、どう違うのだろうか。
基本的には、シートバッグがおすすめだ。
理由は、積載量の多さと取り外しがスムーズにできるからだ。
もちろんキャンプやツーリング中もワインディングや峠道を楽しみたい方は、サイドバッグの方が優れているかもしれない。
荷物の重さによるが、サイドバッグの方が重心が低くなるため、いつもと変わりなく安定した走りが可能だ。
ただし、サイドバッグはタイヤ後輪に荷物が巻き込まれないようにサポートグッズを取り付けなければならない商品もある。
荷物を巻き込んで事故に遭うことだけは避けたいので、もしサポートグッズが必要ならば、必ず利用しよう。
「とにかく荷物を多く積みたい」という方は、もちろんシートバッグとサイドバッグ両方を使うことも可能だ。
シートバッグとサイドバッグ2つ使う時の注意点
シートバッグと相性の良い荷物
シートバッグは、「軽くて取り出す回数の少ないもの」を入れるようにしよう。
- 軽くてかさばるもの
アウター、着替える洋服など - 取り出す回数が少ないもの
キャンプ用品、歯ブラシ、旅先で買ったもの
サイドバッグと相性の良い荷物
サイドバッグは、「重たいものや取り出す回数の多いもの」を入れておくと便利だ。
- 重くてコンパクトなもの
カメラ機器、GoProアクセサリー、工具など - 取り出す回数の多いもの
飲み物、財布、チケットなど - すぐに取り出す必要があるもの
レインコート、防寒着など
「ハードケース」キャンプとツーリングにおすすめ
最後におすすめするアイテムは、ハードケースだ。
「バイクの荷物を安全に、確実に、たくさん積む」という点で、ハードケースはかなり優秀だ。
メリット
- 一体型なので強い安心感
- 雨の影響を受けない
- デザインの違和感がない(専用品もある)
頑丈な作りでできているため、まず落下する心配がない。
取り付けもボルトオンタイプのものが多く、走行中も安心してキャンプやツーリングを楽しめる。
また耐水性に優れているため、雨が降ってきても、わざわざレインカバーをかけたりする必要がない。
ツアラーモデルのバイクであれば、パニアケースなど、純正品で揃っている車種もある。
他社製のそのバイク専用に作られたハードケースは、デザインの外観を損なうことなく、車体フォルムにもマッチするはずだ。
デメリット
- 価格が高い
- 取り付けに専用のパーツが必要な場合あり
- バイクを乗り換えると適合しない可能性あり
やはりデメリットとしては、その価格帯だ。
月に数回、よくキャンプやツーリングに出かける方にはおすすめだが、たまにしか使わない方にとっては、高い買い物になるだろう。
取り付けも簡単にできるものの、専用のステーやアフターパーツが必要な場合もあるので、シートバッグなどに比べて出費は増えそうだ。
また汎用品ではなく、バイク車種の専用品を買った場合、乗り換えた時にハードケースが使えなくなる場合がある。
そういった場合は、買取査定とは別でヤフオクやメルカリでケースだけ出品した方が良い。
バイクに荷物を積む方法を比較
最後に「ネット」と「シートバッグ / サイドバッグ」、そして「ハードケース」を比較してみよう。
ネットは、とにかく予算を押さえて荷物も少ない方に向いている。
シートバッグとサイドバッグは、手頃な価格で積載量も気にせず遊びに行く方におすすめだ。
すでにネットを使用していて、積み方や天候の心配などがある方は、シートバッグをひとつ持っておくことをおすすめする。
最後にハードケースは、価格と相談して安定感や耐水性、毎週キャンプやツーリングに出かける方に向いている。
以上、タイプ別のバイクに荷物に載せる方法をご紹介した。
自分のバイク、ライフスタイルに合わせたアイテムを選んでみてください。
今回ご紹介したおすすめメーカー
- TANAX(タナックス)- Moto Fizz –
- DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
- GIVI(ジビ)