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「ヤフオクでバイクを売るために必要な書類って何だろう?」
「ヤフオクでバイクを出品したいけど、名義変更はどうすればいいの?」
「車検の必要なバイクは、どうやってヤフオクで出せばいいんだろう?」
今回の記事内容は、ヤフオクにバイクを出品する前に知っておきたい名義変更についてご紹介。
不要なトラブルを避けるために、気持ち良くヤフオクでバイクの取引をするなら、名義変更の手続きは必須だ。
車検が必要なバイク、250ccのバイクなど、原付から大型までの排気量によって、ヤフオク出品で必要になる手続きは内容が変わる。
「正直、ヤフオクのバイク出品は面倒くさい。」バイク屋ではない個人が、たった数回しかないヤフオク出品をすることは、あまりおすすめできない。あまりに手間と時間がかかり、落札後もトラブルのリスクがあるからだ。
しかし旧車などの希少車種であれば、試してみる価値はある。
排気量ごとに必要な手順を細かく記載したので、ヤフオクでレアなバイクを売ってみたい方・出品したい方は参考にしてみよう。
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買取専門店なら高価な買い取り価格、面倒な手続きも簡単にできる。詳細はこちらの記事も合わせてどうぞ。
「ヤフオクでバイク(オートバイ)出品」に関する記事はこちらの記事から読み進めよう。
「事前にチェック」ヤフオクでバイクを出品する前に

- 「ヤフオクの意外な盲点」トラブルを避けるために知っておきたいこと
- ローンで買ったバイクをヤフオク出品する場合
- バイクの自賠責保険を譲渡する場合
ヤフオクでバイクを出品する方の多くは、「より高く売るため」というのが一番の理由だろう。
たしかに街中のバイク屋さんなどで買い取りしてもらうより、ヤフオクの方が高く売れる可能性はある。
ただひとつ、ここで留意しておきたいのはバイクであれば、ヤフオクで売れば何でも高く売れるということではない。
あくまで「一部の希少車種だけ」である点は覚えておきたい。
特に初めてヤフオクで出品する方にとっては、書類の手続きや手間のかかる役所への移動など、分かりにくくて面倒くさい部分がある。
それでもヤフオクでバイクを出品できるように、事細かく掲載したのでぜひチェックしてほしい。
「ヤフオクの意外な盲点」トラブルを避けるために知っておきたいこと
ヤフオクなどの個人間の取引は、一般的な買い物と異なり、トラブルが起きやすい。
出品者が知っておきたいのは、個人売買では「商品であるバイクを落札者に引き渡してらすべて終了ではない」という点だ。
名義変更の確認ができるまでは、取引が未完であるという認識が大切だ。
よくあるトラブルは、「ヤフオクでバイクを落札者に届けたのに、税金の支払いが自分の元へ来た」などだ。
金銭的な事情が絡む以上、最後まで確認をしっかりとしよう。
ローンで買ったバイクをヤフオク出品する場合
まだローンの支払いが残っているバイクを売る場合、どうすればよいのだろうか。
まずは出品する前に、そのバイクの所有者を車検証から確認しよう。
ローンで購入したバイクの場合、バイクの使用者は自分でも、書面上の所有者は「ローン会社」または「販売店」になっているケースが多い。
この場合は、名義変更を勝手に変更することはできない。
ローンの支払いが完済している方でも、名義変更の手続きをしないと所有権は「ローン会社」や「販売店」のままといつた場合もある。
まずは車検証などの公的書類から、所有者の欄を必ず確認しておこう。
バイクの任意保険対象を変更する手続きが必要な場合
ヤフオクでバイクを出品するときは、入っているであろう任意保険の変更も同時にしておくことをおすすめする。
出品するバイク以外に、そのほかバイクがない場合は、今後バイクに再び乗るときに保険の等級を引き継いで契約が可能になる。
そのため、保険費用を新規で契約するよりも安くすることができる。
もし出品するバイク以外にも使用するバイクがあれば、入れ替え手続きをしよう。
対象のバイクがどれくらいの排気量かによって料金こそ変わるが、等級は同じまま利用できるはずだ。
もししない場合は、保険の対象外になるので、引き継ぎ方法や投球に関する詳細は、契約している任意保険のプランを確認しよう。
バイクの自賠責保険を譲渡する場合
バイクの名義変更に合わせて、自賠責保険の名義変更も同時にしておこう。
個人同士でバイクを取引する場合、自賠責保険の残りもそのまま譲渡するケースがある。
自賠責保険はバイクその本体に対してかかる保険のことで、所有者が誰であっても、必要になる強制保険だ。
この変更手続きは、保険会社の窓口で対応してもらえるので、確認してみよう。
必要な書類は下記だ。
- 本人確認書類
- 印鑑証明
- 異動承認請求書、ほか
自賠責保険の名義変更は、手続き方法が保険会社によって異なる場合があるので、自分が契約している内容を確認してみよう。
変更しない場合、バイク所有者の情報と自賠責保険の所有者情報が合致せず、後々変更する際に手間がかかる。
なのでバイク本体の名義変更と同時に、強制保険(自賠責保険)の名義変更も済ませておこう。
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「名義変更」ヤフオクでバイクを売る出品方法

バイクの名義変更と、基本的な流れから確認していこう。
車検証に記載されるバイクの持ち主を変更する手続きが名義変更だ。
名義変更が必要になるのは、譲渡や買取などでバイクの所有者が変わった場合など。
具体的な変更内容は、車検証に書いてある所有者、使用者の名称、そのほか住所やナンバープレートなどの情報だ。
この手続きは、新しい所有者が住んでいる地域管轄の運輸局で名義変更の手続きが可能。
次の所有者になるヤフオクの落札者の協力も必要なので、大前提として丁寧なコミニュケーションを心がけよう。
落札者がヤフオクでバイクの購入経験が豊富であれば、スムーズに進めやすいが、初めての方もいることを留意しておこう。
現在バイクを所有しているオーナーと、これからバイクを所有する落札者、それぞれ揃えておくべき書類がある。
参考までに、この場合は正式名称の「移転登録」と呼ばれる場合もある。
「必要な書類」名義変更しよう
ヤフオクでバイクの名義変更をするまでに必要なポイントは2つ。
- 必要書類の用意
- 運輸局などでの手続き
名義変更をするために必要な書類を揃えて、運輸局などの管理機関で手続きをする流れだ。
必要書類の用意
まずはバイクの名義変更に必要な書類から揃えていこう。
- 印鑑
- 住民票
- ナンバープレート
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車届出済み証
- 軽自動車税申告書
- 軽自動車納税証明書
- 譲渡証明書
- 申請書
- 手数料納付書
譲渡証明書と委任状などは、事前にダウンロードで準備もできる。
国土交通省公式ホームページ(譲渡証明書ページ)
こちらのページから「各種様式」の欄を確認しよう。記載例なども載っている。
また、名義変更を新しい所有者が行う場合は、現在の所有者が委任状を準備して、落札者の方に送る必要がある。
最後の2つ「申請書」と「手数料納付書」は、陸運局で書類を揃えることが可能。
国土交通省公式ホームページ(全国運輸支局等のご案内ページ)
申請書と手数料納付書は、こちらのページからお近くの運輸局を探して確認しよう。
運輸局などでの手続き
必要な書類が準備できたら、バイクの名義変更をするために各管理機関に行こう。
ここで「124cc以下のバイク」と「125cc以上のバイク」で違いがある。
124cc以下のバイクは、名義変更をすることができないため、廃車手続きを完了した後に再登録する流れになる。
また125cc以上のバイクは、各陸運局で手続きを進めよう。
「平日に時間を作る必要あり」ヤフオクでバイクを売るために名義変更ができないとき
バイクをヤフオクで出品すると決めたのはいいが、名義変更を自分で自分で行えない場合はどうしたらよいのだろうか。
- 平日にバイクの名義変更の時間を取れるかどうか(おおよそ2, 3時間ほど)
- 土日しか時間がない場合は、名義変更代行サービスもある
陸運局などの公的機関は、基本的に土日祝日が定休日のため、平日に時間を確保する必要がある。
ヤフオクでバイクを出品、または落札した場合も、現在の所有者と新しい所有者がそれぞれが必要な書類を揃えながら名義変更の手続きを進めなければならない。
名義変更のために平日の時間を作れない方は、名義変更の代行サービスを利用することも可能。
行政書士が行うため、約1万円ほどかかってしまう場合が多い。担当する行政書士事務所によって、価格やサービスなどの内容に違いがあるため、事前に確認しておこう。
ヤフオクでバイクを売る・出品する前に
ヤフオクなどをはじめ、個人間でバイクの売買・譲渡を行う場合、名義変更は必須だ。
バイクをヤフオクで出品する前に、いま一度確認しておきたいポイントが2つある。
- バイクの所有権はだれか?(ローン会社、または販売店の場合あり)
- 名義変更の手続きが完了したことを確認する
バイクの所有権はだれか?(ローン会社、または販売店の場合あり)
書類上でのバイクの所有者が誰かを明確にしておこう。
多くの方が利用するローンで支払いをしている途中であれば、バイクに乗っているのは自分でも、実際の所有者はローン会社や販売店になっている可能性が高い。
手続きをスムーズに進める上で、必ず大事なポイントになるので、まずはこちらを確認しよう。
書類上の所有者がローン会社や販売店など、使用している方と異なる場合は名義変更ができない。
名義変更の手続きが完了したことを確認する
ヤフオクなどを通じて個人同士でバイクの売買取引をする場合、落札者が名義変更を行うのが一般的。
買取専門店などにバイクを売れば、こういった手続きはすべて代行してもらえるが、個人では自力で手続きを進めなければならない。
個人間の取引でトラブルが起きやすいのは、ここの部分と言っても間違いない。
出品者はもちろん、落札者も名義変更に関する連絡は密に行うようにしよう。
不要なトラブルを避けるためにできる具体例として、車検証の写しを送付するなど、丁寧に対応してからヤフオク内での取引を完了するようにしよう。
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「ヤフオクでバイク出品」排気量ごとに必要な名義変更の書類と手続き

おおよその流れを把握したら、バイクの排気量ごとに異なる名義変更に必要な書類を確認しておこう。
- 「50cc・125cc以下」原付・スクーター
- 「126cc以上250cc以下」スクーター・中型バイク
- 「251cc以上」中型・大型バイク
「50cc・125cc以下」原付・スクーターに必要な書類と手続き
原付を含む、125cc以下のバイクは名義変更をする前に、廃車登録をする必要がある。
そしてバイクの新しい所有者(落札者)が名義変更の手続きをする場合が多い。
- 出品者が廃車手続きを行う
- 新しい所有者が名義変更の手続きをする
1. 出品者が廃車手続きを行う「50cc・125cc以下のバイク」
廃車登録は、ナンバープレートに記載されている登録した市区町村などで、手続きが行える。
このやりとりは、新しい所有者でも手続きできるが、ヤフオクでは現在の所有者(出品者)が行うのが一般的だ。
廃車手続きに必要なもの
- 印鑑
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
以上で問題がなければ、廃車証明書が発行される。
万が一、標識交付証明書をなくしてしまった場合は、役所で再発行してもらうことが可能。
2. 新しい所有者が名義変更の手続きをする「50cc・125cc以下のバイク」
廃車登録が完了したら、新しい所有者になる方に連絡し、名義変更の手続きをしてもらおう。
落札者が必要になる名義変更に必要な書類
- 印鑑
- 身分証明証(運転免許証や住民票など)
- 軽自動車税申告書 兼 標識交付申請書
- 自賠責保険証
- 譲渡証明書
- 廃車証明書(出品者が取得した書類)
落札者はお住まい近くの役所で、譲渡証明書と廃車証明書を提出しする流れになる。
もし取引されたバイクに自賠責保険がついていない場合は、新しい所有者が役所でナンバープレートを受け取ってから自賠責保険に加入しよう。
「軽自動車税申告書 兼 標識交付申請書」は役所に用意されているので、そちらで手配をしよう。
「126cc以上250cc以下」バイクに必要な書類と手続き
「126cc以上250cc以下」のバイクには、車検がない。したがって、ヤフオクなどを通して譲渡・売買する場合、廃車手続きを完了してからも行うことができる。
この排気量クラスの名義変更は、以下の流れで行う。
- 出品者が準備する書類
- 落札者が名義変更する
一般的に新しい所有者が手続きをするので、出品者ではなく落札者が住まい近くの陸運局などに行く必要がある。
1. 出品者が準備する書類「126cc以上250cc以下のバイク」
まずは現在の所有者が準備する書類を確認しておこう。
- 印鑑
- ナンバープレート
- 自賠責保険証
- 譲渡証明証
- 軽自動車届出済み証
ナンバープレートを管理する陸運局が同じ地域の場合、変更することなくそのまま使用することになる。
出品者は上記の書類などを揃えておこう。
2. 落札者が名義変更する「126cc以上250cc以下のバイク」
出品者が書類の準備を完了したら、次は落札者が下記のものを準備して名義変更を行おう。
- 印鑑
- 住民票(発行から3ヶ月以内)
- 自賠責保険証(出品者から送付してもらう)
- 譲渡証明証(出品者から送付してもらう)
- 軽自動車届出済み証(出品者から送付してもらう)
- 軽自動車届出書(出品者の陸運局と変わる場合)
- 軽自動車届出済み証返納届(出品者の陸運局と変わる場合)
- 軽自動車税申告書
これらの書類を準備して、落札者が住まいの陸運局に行って名義変更を完了させよう。
最後の「軽自動車税申告書」は、お近くの陸運局で取得することが可能。
「251cc以上」中型・大型バイクに必要な書類と手続き
「251cc以上」中型・大型バイクは、車検が必要になるため、ほかの排気量の手続とは少し異なる。
大枠の流れは、下記の通りだ。
- 出品者が準備する書類
- 落札者が名義変更する
1. 出品者が準備する書類「251cc以上の中型・大型バイク」
まずは現在の所有者が準備する書類から見ていこう。
- 印鑑
- ナンバープレート
- 車検証
- 自賠責保険証
- 譲渡証明証
- 委任状
- 軽自動車税納税証明書
出品者は上記の書類を揃えて陸運局で手続きをしよう。
車検があるバイクは、上記の書類とナンバープレートのみで手続きが完了する。
もし車検切れのバイクの場合、車検を通す必要があるため、車両本体を陸運局に持ち込み、クリアする必要がある。
車検にかかる費用や手間賃など、事前に落札者と相談した上で決めよう。
2. 落札者が名義変更する「251cc以上の中型・大型バイク」
出品者の手続きが完了したら、落札者は下記の書類を持って名義変更をしよう。
- 印鑑
- 住民票(発行から3ヶ月以内)
- 車検証(出品者から送付してもらう)
- 自賠責保険証(出品者から送付してもらう)
- 譲渡証明証(出品者から送付してもらう)
- 委任状(出品者から送付してもらう)
- ナンバープレート(出品者から送付してもらう)
- 軽自動車税納税証明書(出品者から送付してもらう)
- 軽自動車税申告書(陸運局で取得する)
- 自動車検査証記入申請書(陸運局で取得する)
- 手数料納付書(陸運局で取得する)
内容としては、大きく分けると3つ。
印鑑や住民票など、自分で揃えるもの。次に譲渡証明書など、出品者から送付される書類。そして最後に落札者が陸運局などで取得する手数料納付書などだ。
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まとめ
以上、ヤフオクでバイクを出品するときに必要な書類、そして手続きの方法をご紹介した。
バイクや保険関係の名義変更は、手間こそかかるものの、希少なバイクであればヤフオクを一度試してみるべきだろう。
これから初めてヤフオクでオートバイを出品をする方にとって、ハードルが高く感じる方もいるかもしれない。
ヤフオクで出品の取引をする場合、落札者の方とは密にコミニュケーションを図り、信用を得るところから始めよう。実際に顔の見えない相手でも、同じ人間がやりとりしているのだから。
お互いが納得し、気持ちの良い取引ができるように心がけてみよう。
また、面倒な手続きと落札者との金銭的なトラブルを避けたいのであれば、合わせて買取業者を検討するのも賢い選択肢だ。
一部のレアなバイクを除いて、書類手続きを調べる時間や、手間とリスクを考えると買取専門店の方が、実際は高く売れるケースの方がほとんどかもしれない。
買取専門店の詳細は、こちらの記事から読んでみよう。