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バイクカバーは消耗品
バイクを保管するために使用するバイクカバー。ほこりや雨風に打たれ、思っている以上に過酷な状況で使われるカバーは、破損や劣化が起きやすい。カスタムパーツを買うことはあっても、バイクカバーをマメに買い替えるライダーは少ない。バイクカバーは消耗品なのだ。きっとライダーよりもバイクに触れている時間が多いのは、バイクカバー。愛車を守るなら、おすすめのバイクカバーから選びたい。
おすすめバイクカバーの選び方
- 「装着・着脱のしやすさ」
- 「防水・撥水性」
- 「耐熱・通気性」
バイクカバーを選ぶ上で、これらの要素は重要だ。自分のバイクが置かれている環境に合わせてチェックしよう。また、一般的にカバーサイズは「L, XL, 3L」などの表記をされているものが多い。愛車の適応サイズに合わせて選ぼう。さらにリアキャリアを積んだ状態でカバーをかける機会が多い方は、ギリギリのサイズよりもワンサイズ大きめのものを選ぶのもポイントだ。
装着・着脱のしやすさ
バイクを多く乗るならば、取り外しができるだけ簡単なものを選ぶ方が良い。かぶせてカバーの下をひもを絞って固定するものなどがある。夜遅くに帰宅するときや、長距離運転して疲れが溜まっているなど、バイクカバーを被せるのに手間がかかると、その分ストレスに感じやすくなるのだ。取り外しが面倒なほど防犯上に強い傾向にあるが、バイクカバーを使わなくなったら本末転倒だ。防犯面も大事だが、長く使い続けるために取り外しが簡単にできるタイプをおすすめする。
防水・撥水性
屋外でバイクを駐車する限り、物理的に雨を避けることは難しい。それをきっかけに、パーツにサビなどが起きれば故障の原因になりうる。だからバイクカバーには「防水性・撥水性」に長けた商品を選びたい。縫い目が少ないほど耐水性が向上やすいが、その分価格も高くなる。防水性のバイクカバーを選ぶときには縫製のチェックをしっかり行おう。
耐熱・通気性
意外と見落としがちだが、停車直後のバイクは高熱を帯びている。停めてからすぐにカバーをかけたい方は、耐熱性の高いカバーを選ぼう。剥き出しになっているネイキッドタイプのエンジンや、マフラー周辺の熱によってカバーが溶けることもある。また、通気性もあると湿気によって濡れるのを防ぐ対策になる。バイクを守るために耐熱性・通気性もしっかり考えよう。
バイクカバーの買い替えどき

- 物理的に壊れた、穴が空いた
- 雨の翌日にバイクが濡れている
- 日焼け跡が目立つ
適切な「バイクカバーの買い替え時期」を知っているライダーは少ない。例えば、エンジンオイルは「3,000km」を目安に交換が行われるが、バイクカバーにはそういった分かりやすい数字や時期が周知されていない。ほとんどの場合、ライダーの「なんとなく」に一任されている。これらに当てはまる方は、愛車を守るために一度買い替えを検討しよう。
物理的に壊れた、穴が空いた
見た目ですぐに分かる破損がある場合、意外なリスクがある。それは「盗難」や「イタズラ」される可能性が高くなることだ。空いてしまった穴から雨風が侵入するよりも、雑に扱われているバイクカバーをきっかけに窃盗者から目をつけられる方がやっかいだ。ボロボロのカバーを使っているのは、周囲に「わたしはバイクの防犯はいい加減なので、盗みやすいです」と伝えているようなものだ。
雨の翌日にバイクが濡れている
防水・撥水加工が施されたカバーも永遠に効果が続くものではない。もし雨が降った翌日にバイクが濡れていたら、買い替えを検討した方が良いだろう。
日焼け跡が目立つ
雨や風に加えて、直射日光を長期間受けたカバーは日焼け跡が残ることがある。ブラックのカバーは分かりやすいが、シルバータイプだと経年劣化が分かりにくい。跡が残るほど長期間使用していたカバーは、防水性をはじめとしたカバー本来の機能を失っていることが多い。