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今日もどこかでバイクは盗まれている
バイクは簡単に盗まれる。盗難台数は減っているものの、決して他人事ではないペースで起き続けている。みんな心のどこかで「自分のバイクは大丈夫」なんて思っている。だから、ふとした瞬間に愛車が姿を消すのだ。最低限やっておきたい盗難対策。そして、そもそも何故バイクが盗まれるのか。今すぐできることをやろう。
【防犯・盗難対策】バイクを守るためにできること

チェーンロック
すぐにできる盗難対策は、チェーンをタイヤに巻くことだ。
しかしチェーンを巻くのが「タイヤだけ」では、まるで意味がない。
なぜならチェーンをいくら巻いたところで、バイクごと持ち上げてしまえば盗めるからだ。1人でバイクを持ち上げて移動させるのは難しいが、複数人いる窃盗団ならどうだろうか。バイクの重さはせいぜい200kg。小さい車種なら100kgにも満たない。大人が2人もいれば、すぐに持ち運べる。
だから「タイヤ以外」のものにチェーンを巻く必要がある。
バイクや自転車が好きな人なら聞き馴染みがあるであろう「地球ロック(アースロック)」だ。
移動や破壊をできないものにチェーンを巻きつけると、そのままバイクを持ち上げて運ぶことが物理的に難しくなる。
チェーンを破壊する手間が増えると、盗み出すまでに時間がかかる。だから抑止力として地球ロックは有効的だ。
しかし地球ロックをしても、チェーンを切断することは簡単だ。油圧カッターがあれば、細いチェーンは数秒も持たない。
最低でも10mm以上の太いチェーンがおすすめ。
「とにかく盗難されたくない」なら、キタコの「ロボットアームロック」がおすすめだ。チェーンの中では最強レベルの防御力。
バイクカバー
バイクを盗む人は、高額で売れるバイクを目利きしている。
盗むリスクを取る以上、価値が分からないバイクよりも、確実に高値が付くバイクを狙うのは当然だ。
もしバイクカバーすら掛けていないなら、「自分のバイクの価値」を犯人に教えてあげているようなものだ。
だから乗っていない時は、必ずバイクカバーを掛けよう。そしてバイクカバーは、チェーンロック用の穴があるものを選ぼう。
バイクカバーをする目的は、盗難対策だけではない。雨風からバイクを守ってくれる。雨ざらしのバイクであれば、所有者はバイクに対する防犯意識も愛着もないのが簡単に分かる。盗む側に狙われやすくなるのも仕方がない。
アラームディスクロック
チェーンやバイクカバーに比べて、あまり普及していないアラームディスクロック。
バイクに衝撃や振動が加わると、アラームが鳴るシンプルな仕組みだ。
バイクを盗むためには、少なくともチェーンやカバーを破壊する必要がある。その時に大音量のアラームが鳴れば、バイクを盗む行為を続けにくくなる。
万が一、そのまま盗まれてしまったとしても、「アラームが鳴っていた」ことをきっかけ防犯カメラや近隣の人に聞くなど、犯人を特定する上で一役買うはずだ。
レバーロック
アラームディスクロックと並んで、やっておきたい盗難対策のひとつがレバーロック。
装着するとアクセルとブレーキレバーが物理的に固定される。
それによって、バイクの移動を困難にさせることができる。
有効な手段のひとつではあるが、そもそも車体ごと持ち上げられてしまったり、ブレーキオイルを抜かれてしまえば、動かすことはできてしまう。
「このバイクは防犯対策をしている」と盗む人に対して、牽制することはできる。