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250ccのバイクで長距離ツーリング・キャンプに行きたい
経済的にも性能的にも、バランスの優れたバイクが多く並ぶ250ccクラス。
幅広いシーンに対応できる250ccのバイクは、人気の高まりを見せている。
その中で、250ccバイクで長距離ツーリングを考えているライダーの方も多いはずだ。
さらに「キャンツー」という言葉が流行り出したように、「キャンプ」と「ツーリング」を250ccのバイクで楽しめたら最高なのではないだろうか。
今回は、250ccクラスのバイクの中から長距離のツーリングやキャンプに適したおすすめのバイクをご紹介。
「キャンツー必読」みんなが読んでるおすすめ本・雑誌
YouTubeチャンネル「CABHEY RIDE ON!!」でお馴染み、キャブヘイ氏が出版した「準備はリュック1つ! 日本一身軽なキャブヘイのソロキャンプ」。
Amazonのレビューは1,200件を超え、キャンプツーリングに行く方のバイブルになった。
ソロキャンパー芸人・ヒロシ氏が出版した「ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀~」。
揃えるべきキャンプグッズを中心に、実際にキャンプ場で役立つ知識がまとまっている。
たくさんの写真も載っていて、初心者に分かりやすい内容だ。
バイクのキャンツー、キャンプとツーリングに関する情報は、サブスク雑誌(初月無料)から手に入れよう。
詳しい内容はこちらの記事からどうぞ。
長距離ツーリング・キャンプに向いている250ccバイクの特徴
- ハーフカウルがある
- 楽なライディングポジション
- 荷物の積載量
- 燃費の良さ
これらの特徴がある250ccのバイクは「長距離ツーリング」や「キャンプ」に向いている。
「ハーフカウル・大型スクリーン」長距離ツーリング・キャンプ向き
ハーフカウルが付いているバイクは、特に高速道路で性能を発揮する。
市街地を走る速度ではあまり効果を感じづらいが、長時間の高速走行時の防風メリットは抜群だ。
ジャンルで言えば、アドベンチャー系やフルカウルのスポーツ系も当てはまるだろう。
特にアドベンチャーバイクは、ライダーの身体が全体的に収まるほど大きなスクリーンとカウルが付いている。
なので長距離を走る場合は、ほぼ必須のポイントになるだろう。
また、ネイキッドバイクに後付けで「ビキニカウル」をつけることもできるが、ハンドル周りも走行風で影響を受けるため、純正でハーフカウルが付いている車種と比べると、あまり効果は期待できない。
スクリーンもより防風性能の高い大きいなものを選べるなど、オプションがあるバイクがおすすめだ。
「楽なライディングポジション」長距離ツーリング・キャンプ向き
長い距離を走り続けていると、次第に体が疲れてくる。ここで重要なのは、乗車姿勢だ。
理想的なライディングポジションは、なるべく直立に近い姿勢で、すこし猫背で乗れるくらいのバイクがおすすめだ。
スポーツタイプは前傾姿勢になるため、基本的には長距離の走りには向かない場合が多い。
しかし250ccクラスであれば、大きなストレスを受けるほどの前傾姿勢にはならないので、大きな問題にはならないだろう。
「荷物の積載量」長距離ツーリング・キャンプ向き
キャンプに行くとき気になるのは、荷物の積載量だ。
そもそもバイクは荷物を積むこと自体が不得意だが、トップケースやパニアケースなどを活用しよう。
後から取り付けられる拡張機能を活かせば、キャンプや長期間のツーリングでも心配なく走れるだろう。
純正品でオプションが豊富なバイクが一番理想的だが、ほとんどの場合で純正品はそこまで充実していない。
そういった場合は、社外品でどれくらいカスタムパーツがあるかを事前にチェックしておこう。
社外製のケース・パーツを事前にチェックする
- TANAX(タナックス)- Moto Fizz –
- DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
- GIVI(ジビ)
これらのメーカーから自分のバイクに合ったパニアケースやトップケース、取り付けステーなどを捜してみよう。
しかしパニア、トップケースは価格的にすこし高い。
そこまでは必要ないという方は、長距離ツーリングに行くなら最低限シートバッグだけでも取り付けたいおきたい。
またシートバッグが取り付ける場合、タンデムシートの座面が大きいバイクが適している。
「燃費の良さ」長距離ツーリング・キャンプ向き
最後はチェックしておきたいポイントは、燃費だ。
現行を中心に、最近の250ccクラスのバイクは、燃費も良い車体が多く揃っている。
おおよそではあるが、リッターあたり30kmほど走る車体もあるため、大きく心配する必要はなさそうだ。
V-Strom 250(V ストローム 250)
まず長距離ツーリングにおすすめしたいのは、SUZUKI「Vストローム250」。
大きなカウル、スクリーンが付いていて防風効果は抜群。
そして乗車姿勢がネイキッドタイプよりも楽なため、快適に長距離も走り切れる。
アドベンチャー系のバイクとして名を馳せるVストローム250は、純正オプションとしてトップケースやパニアケースが選べる。
予算的にオプションケースを購入できなくても、大型リアキャリアが標準装備されているため、大きなシートバッグも簡単に乗せることが可能だ。
カタログ値ではあるが、39km/Lの経済的にもうれしい燃費性能。燃料タンクの容量も17リットル入るので、こまめに給油をする心配はなさそうだ。
センタースタンドやハンドガードをはじめ、気軽に充電できるDCソケット標準装備されている。
長距離のライディングやキャンプには欠かせないスマホなどの電子機器。これらをいつでも充電できるのは、ライダーにとって大きなメリットだ。
ここまで長距離ツーリング、キャンプに向いている250ccバイクは、Vストローム250が一番かもしれない。
V-Strom 250(V ストローム 250) 参考スペック
Vストローム250 ABS(2020) | |
型式 | 2BK-DS11A |
全長/全幅/全高(mm) | 2,150 / 880 / 1,295 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(kg) | 189 |
エンジン種類 | 水冷 4st SOHC 2バルブ 2気筒 |
総排気量(㎤) | 248 |
最高出力(PS / rpm) | 24 / 8,000 |
最大トルク(kgf・m / rpm) | 2.2 / 6,500 |
「Vストローム250」チェックしておきたいおすすめアイテム
VERSYS-X 250 TOURER(ヴェルシス X 250 ツアラー)
近年発売が開始されたアドベンチャー系バイクの「ヴェルシスX 250」。
KAWASAKIが2017年に発表したこの車体は、ツーリング走行で性能を発揮する大型のスクリーンとカウルの構成がされている。
もちろんパニアケースやトップケースも純正品で展開しているため、荷物の積載もクリアできる。
ヴェルシスX 250の最大の特徴は、「アシストスリッパークラッチ」が採用されている点だ。
アシストスリッパークラッチは、大きく2つメリットがある。
1つ目は、操作性の軽いクラッチレバー。2つ目は、急激なエンジンブレーキによるリヤタイヤのホッピングを抑止。
これらは、大型のバイクやスポーツタイプを中心に装備されていた機能だ。
こういった機能がアドベンチャー系のバイクにあることで、長距離の運転で疲労がたまりやすいクラッチ操作も軽く、左手が痺れてしまうような心配もない。
長い距離を快適に走るうえで、こういった機能も見逃せない。
VERSYS-X 250 TOURER(ヴェルシス X 250 ツアラー) 参考スペック
VERSYS-X 250 TOURER(2020) | |
型式 | 2BK-LE250D |
全長/全幅/全高(mm) | 2,170 / 940 / 1,390 |
シート高(mm) | 815 |
車両重量(kg) | 183 |
エンジン種類 | 水冷 4st DOHC 4バルブ 2気筒 |
総排気量(㎤) | 248 |
最高出力(PS / rpm) | 33 / 11,500 |
最大トルク(kgf・m / rpm) | 2.1 / 10,000 |
「ヴェルシスX 250」チェックしておきたいおすすめアイテム
Rebel(レブル)250

2017年の発売開始以来、高い人気を誇るRebel(レブル)250。
シンプルでありながら、細部までこだわりを感じる質感が魅力的なクルーザータイプだ。
レブル250は、長距離のツーリングは快適に走れても、キャンプに行けるほどの積載量が少ないのが難点。
しかし人気車種のレブル250でキャンプに行きたいというニーズは強く、アフターパーツとして多くの製品が揃っていることをご存知だろうか。
キャンプに行くときだけ、リアキャリアを付けてボックスやサイドバッグを活用しよう。
そうすれば、レブル250本来の乗り心地はそのままに、キャンプでも心置きなく楽しめるアイテムを積むことが可能だ。
レブル250でキャンプに出かける前に、こちらのショップをチェックしておきたい。
Rebel(レブル)250 参考スペック
Rebel 250(2020) | |
型式 | 2BK-MC49 |
全長/全幅/全高(mm) | 2,205 / 820 / 1,090 |
シート高(mm) | 690 |
車両重量(kg) | 170 |
エンジン種類 | 水冷 4st DOHC 4バルブ 単気筒 |
総排気量(㎤) | 249 |
最高出力(PS / rpm) | 26 / 9,500 |
最大トルク(kgf・m / rpm) | 2.2 / 7,750 |
「Rebel(レブル)250」チェックしておきたいおすすめアイテム
「ENDURANCE(エンデュランス)」Rebel(レブル)250におすすめのショップ
Amazon 公式ショップ(Rebel250 特集ページ)
楽天市場 公式ショップ(Rebel250 特集ページ)
YZF-R25

YAMAHA「YZFシリーズ」人気車種のYZF-R25。
スーパースポーツらしい性能とシルエットでありながら、リア部分に搭載されている「モノクロスサスペンション」は、ストリートの走行も得意な一面を持つ。ツーリングもワインディングも走るだけで楽しくなるような魅力が溢れている。
スポーツタイプではあるものの、フルカウルと防風性の高いロングスクリーンを取り付けられるなど、長距離でのツーリングも難なくこなせる車体だ。
何よりもR25のメリットは、社外品のカスタムパーツの多さ。
超がつくほど売れた大人気車種のため、各社からさまざまなパーツが販売されている。
なかには、フルカウルスポーツバイクでは取り扱いがなかったようなパーツまで揃っている。
積載量を最大化すると、パニアケース、トップケースを合計で3つ付けてキャンプにでかけることも可能だ。
カスタムパーツで自分のやりたいようにできるのは、人気車種だからこそできるカスタムの楽しさだろう。
デメリットとしては、スポーツバイクなので長時間には向いていない前傾姿勢を心配される方もいるだろう。
しかしほかの250ccバイクと比べても、やや前傾姿勢といった具合なので、超本格的なスポーツバイクというよりは、ツアラーに近い認識かもしれない。
YZF-R25 参考スペック
YZF-R25 (2021) | |
型式 | 2BK-RG43J/G402E |
全長/全幅/全高(mm) | 2,090 / 730 / 1,140 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(kg) | 170 |
エンジン種類 | 水冷 4st DOHC 4バルブ 直列2気筒 |
総排気量(㎤) | 249 |
最高出力(kW [PS] / rpm) | 26 [35] / 12,000 |
最大トルク(N・m [ kgf・m] / rpm) | 23 [2.3] / 10,000 |